旅客機博物館 SEVENTY COLORS
日本の航空会社館
その他のエアライン
(12社)
日本貨物航空
Nippon Cargo Airlines

 航空貨物の需要の高まりから、日本郵船と全日空が主体となって1978年設立された、日本初の本格的国際貨物輸送専門エアライン。

 設立当初の航空行政は、新規参入に冷ややかでまたアメリカとの政府間交渉も混乱、結局、運航開始は1985年からにずれこみましたがその後は北米・アジア・欧州線を中心にネットワークを拡大しました。2005年7月に経営母体の全日空が日本郵船に株を売却した結果、全日空グループからははずれ独自の路線を進むこととなり、手始めに現在のフリートの刷新に着手、手始めにボーイング747−400F型のさらなる導入と新型ジャンボのボーイング747−8型機の発注を発表、現在12機のフリートを2015年には倍近い22機とすることが発表されています。

(2005.11.20改訂)

スカイマークエアラインズ
SKYMARK AIRLINES

 航空業界の規制緩和を受け、1996年に設立、現在に至るまで新規参入組の旗手とも言える存在になっているエアライン。

 機体への広告展開や座席構成やサービスの見直し、地上業務の省力化等当初から低コスト化を推進、1998年9月に羽田〜福岡線へ就航した際の運賃は従来の半額に設定、衝撃を与え現在様々な形で提供されている割引運賃制度は同社の参入が大きく影響していると言えます。その後、一時伊丹発着線や羽田〜青森線にも参入しますが採算が悪く撤退、現在は羽田を拠点に福岡、鹿児島、徳島に路線を展開、さらに羽田〜ソウル間の夜間国際チャーター便の運航も行っています。さらに2005年3月には日本航空とコードシェアを結び関空線を開設、2006年2月開港予定の神戸空港への乗り入れも発表しています。
 2005年11月には大幅な路線の見直しが発表され、現在運航する路線のうち羽田〜福岡線を除く、羽田〜鹿児島/徳島/関空線からは撤退、かわって従来から発表されている神戸と2005年夏に季節運航して好調だった深夜帯の沖縄、そして高い収益性が期待できる新千歳への乗り入れと運賃の大幅な値下げ、それにあわせた機内サービスの見直しを発表、今後の動きに目が離せません。

 現在までにボーイング767−300ER型機6機を導入、さらに全日空から路線譲渡を受け就航を果たした徳島、青森への参入時には全日空のボーイング767−200型機1機をリースしましたが2004年9月にリース期間満了に伴い返却され後継機導入が遅れた影響で大幅な運休をもたらしました。現在は神戸乗り入れやさらなる路線拡大に備えてボーイング767−300型機やボーイング737−800型機の導入が計画されています。

(2005.4.7改訂)

北海道国際航空(エア・ドゥ)
AIR DO

 北海道路線の航空運賃是正めざし、北海道や道内企業の出資を受けて1996年に設立、道民の翼として飛び続けている新規参入エアライン。

 1998年に羽田〜新千歳線に参入、低コスト化による低価格を武器に当初は高い搭乗率を上げますが、機材がリースで導入したボーイング767型機1機のみで利便性に欠け、さらに国内大手が次々と割引運賃で対抗したことにより経営は悪化、何度か地元自治体・企業からの追加融資を受けますが好転せず2002年6月に倒産、現在は全日空の支援を受け再建中です。その支援の一環で2003年7月から羽田〜旭川線に就航、2005年3月からは函館へ就航したほか、2006年3月からは女満別への乗り入れが発表されています。

 現在のフリートはリースで導入したボーイング767−300ER型2機と全日空からリースで導入したボーイング767−300型機1機と同じくリースを受けていたボーイング767−200型機のリース満了に伴い新たにリースされたボーイング737−400型機1機の4機体制で羽田〜新千歳・旭川・函館線に展開しています。

(2005.11.21改訂)

スカイネットアジア航空
SkyNet Asia Airways

 スカイマーク、エア・ドゥに次ぐ新規参入エアラインの一つとして1997年に設立、紆余曲折を経て就航した新規参入エアライン。

 当初は福岡を拠点にアジア各地を結ぶパンアジア航空として設立されますが、経営陣の入れ替わり等、紆余曲折を経て最終的には宮崎を拠点に地元自治体、企業へ出資を仰いでの羽田/宮崎線への就航に落ち着き、2002年夏に就航を果たしました。その経営はそれまでの新規参入組の反省点を取り入れ、機材メンテや乗務員訓練は外国企業へ委託、機材も小回りの利くボーイング737−400型機2機一気に導入して利便性を高め、2003年夏からはさらに2機を追加導入し羽田/熊本線に参入、2004年8月に待望の予備機1機を導入、現在は5機体制となっています。
 こうした積極的な路線展開の一方で経営は苦しく、2004年7月に産業再生機構の支援を受けることを決定、経営再建中で規模拡大を図るべくさらに1機を導入して2005年8月から羽田/長崎線への就航が決定しています。

(2005.7.9改訂)

IBEXエアラインズ
IBEX Airlines

 低価格を武器に既存路線へ参入するのではなく、新たな国内線需要の開拓とネットワークの構築を目的として1999年に設立された日本初の本格的なリージョナルエアライン。

 設立当初から国内エアラインと共存する形を模索、販売や技術面、乗務員訓練等は全日空と提携、既存のエアラインでは採算性が厳しい路線にコードシェア便を運航する形でまず2000年8月から関西/仙台線に参入、その後、成田と伊丹に拠点を移しボンバルディアCRJ−100型2機とCRJ−200型機2機の合計4機で、仙台を拠点に成田や伊丹等全国8都市に路線を展開で運航しています。
 2004年10月に筆頭株主の日本デジタル研究所の商号「IBEX」と社名をあわせてアイベックスエアラインズとなりました。

(2004.10.30改訂)

オリエンタルエアブリッジ
Oriental Air Bridge

 1961年の設立以来、離島路線を中心に旅客輸送事業を行ってきた長崎航空を前身とし、2001年、現在の社名となる日本のコミューターエアラインの草分け。

 機材は長崎航空時代から運航しているるBN−2アイランダー型機3機に加え、2001年からボンバルディアDHC−8型機の導入を開始、現在までに2機を導入、長崎・福岡を拠点にアイランダーは五島列島方面へ、DHC−8は壱岐、福江、鹿児島方面を結んでいます。

新中央航空
New Central Aviation

 1978年、中央航空の旅客部門を分離・継承する形で設立されたコミューターエアライン。

 機材は中央航空時代から導入しているアイランダー型機3機と1998年導入したドルニエDo−228型機2機の計5機を保有、かつては新潟/佐渡線にも就航していましたが1994年に撤退、現在は調布飛行場を拠点に大島、新島、神津島等、伊豆諸島方面へ路線を展開しています

天草エアライン
AMAKUSA AIRLINES

 1998年、天草空港開港を前に地元自治体・企業が出資して設立された第3セクターのコミューターエアライン。

 機材としてボンバルディア社製のDHC−8−100型機(39人乗り)1機のみを保有、唯一の機材で天草空港を拠点に福岡、熊本の間を結ぶ地元の足として現在も活躍中です。

旭伸航空
Kyokushin Air

 1968年に設立された国内産業航空が前身で、1971年に現在の社名へ変更、1996年から定期エアラインとして運航を開始したコミューターエアライン。

 新潟/佐渡線は新中央航空が運航していましたが、採算性が悪く1994年に撤退、かわって同路線に名乗りを上げたのがそれまで旅客輸送を行っていなかった旭伸航空で1996年から就航、機材はBN−2アイランダー型機1機でしたが、2002年に1機を追加導入しています。

 
エアトランセ
airtransse

 地方都市間を結ぶコミューターエアラインとして北海道内での路線展開を目指し設立された新規参入エアライン。

 その母体は機材導入や計画等で混乱し結局運航を断念したエアァシェンペクスでベンチャー企業経営で実績のある女性社長を起用して社名もエアトランセに変更、機材には18人乗りのビーチ1900D型機を選定、2005年3月から函館〜帯広線に就航する予定です。

(2005.2.21改訂)
  • ビーチ1900D型機
  • エアードルフィン
    AIR DOLPHIN

     1989年に設立された沖縄・那覇空港をベースとしたコミューターエアライン。

     機材としてアイランダー型機2機を主力にセスナ機を保有、現在は那覇〜沖永良部島間の定期チャータ路線の他、那覇空港から各離島へのチャーター便の運航や遊覧飛行等を行っています。

     
    スターフライヤー
    Star Flyer

     2006年3月開港予定の新北九州空港を拠点として羽田/北九州線への参入を目指し2003年に設立された新規参入エアライン。

     24時間運航可能な新北九州空港の利を生かし早朝・深夜便を含め北九州/羽田線を1日12往復の運航を予定、機材にはエアバス320型機を選定、就航までに3機を導入することが発表されています。

    (2005.2.21改訂)
  • エアバスA320型機
  •  
    ギャラクシーエアラインズ
    Star Flyer

     物流のスピードアップが求められる中、物流大手の佐川急便が遠隔地への翌日配達エリア拡大を目指して設立したカーゴ専門エアライン。

     現在の計画では中古のエアバスA300−600F型機1機で2006年6月から運航を開始、羽田をベースに北海道・北九州・沖縄の3路線の開設が計画されており、機体整備などでは日本航空が協力する模様です。

    (2005.11.19改訂)
  • エアバスA320型機
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