ボンバルディア DHC−8−400
BOMBARDIER DHC-8-400
公開:2005年5月10日
改訂:****年**月**日


BOMBARDIER DHC-8-Q402(JA845A)
エアーニッポンネットワーク/伊丹空港(展望デッキ)


 優れた離発着性能と低騒音で定評のある30〜50席級のDHC−8型機を大型化すると共に高速化が図られた70席級の双発ターボプロップ旅客機が本機、DHC−8−400型機です。

■開発の歴史

 HC−8型機は36席の100/200型、56席の300型が開発されコミューター路線向け機材として順調な売れ行きを示しますが、1990年代に入ってさらなる長胴化の検討を開始、1995年6月に長胴化を図り70席級とする機体案が発表され正式に開発に着手、300型をベースに長胴化を図ると共にエンジンの換装による高速化、新技術の投入等を意欲的に盛り込んだ機体は1998年1月に初飛行を果たしました。

■特徴

 機の特徴としてはまずそれまでの一番長い300型の胴体(25.68m)をさらに6.84m延長したことで座席数は70〜78席となっています。これに対しエンジンは300型に搭載されたエンジンの倍近い5071軸馬力を発揮するP&W製<PW150A>を搭載、このエンジンで回転を極力低く抑えるて低騒音化を図ると共に大きな出力を効率的に伝えるダウディ社が開発した新型プロペラを駆動し巡航速度は650km近い高速を発揮します。これらにあわせて主翼や尾翼について補強や大型化等の設計変更がなされています。
 あわせて新技術の投入が積極的に盛り込まれ、操縦系統は電子飛行計器を使ったグラスコクピットを採用、さらにコンピューターを駆使して振動や騒音を吸収する騒音・振動抑制装置(NVS)が備えられ快適性も向上しています。

■生産と派生型

 機最初の機体は1999年下期に引き渡され以降、80機以上が生産されています。

■日本のダッシュエイト(3)

 本では日本エアコミューターが経年化したYS−11型機の代替機として、2001年8月本機の導入を決定、2002年10月に最初の機体を受領、現在までに5機が導入され主に伊丹発着の地方路線や鹿児島発着の離島路線に就航しています。

 た全日空系のエアーニッポンネットワークも2002年10月、ジェット機運航の厳しい伊丹空港発着路線向け機材として本機の導入を決定、現在までに7機を受領しその性能が評価されさらに全日空系に加わったエアーセントラル(旧中日本エアラインサービス)のフォッカー50型機の置換え分を含めさらに7機を発注済みです。

ボンバルディア DHC−8−400 諸元
日本エアコミューター DHC−8−Q402
項目 データ
全長:32.84m
全幅:28.42m
全高:8.34m
最大離陸重量: 28.0t
エンジン: プラット&ホイットニー<PW150A>
5071軸馬力×2基
巡航速度: 667km
航続距離:2146km
乗員/乗客:2人/74人
展示室
当館で展示しておりますDHC−8−400型機についてご案内しております。
日本エアコミューター
400型/5機運航中+4機導入予定(2002〜)

日本エアコミューター
DHC-8-Q402(JA842C)

日本エアコミューター
DHC-8-Q402(JA844C)
新塗装
エアーニッポンネットワーク
400型/6機運航中+7機導入予定(2003〜)

エアーニッポンネットワーク
DHC-8-Q402(JA844A)
A-netロゴあり

エアーニッポンネットワーク
DHC-8-Q402(JA847A)
A-netロゴなし
エアーセントラル
400型/1機運航中(2005〜)
 
 
準備中

エアーセントラル
DHC-8-Q402(JA846A)
  


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