ボーイング 737−500
BOEING 737-500
公開:2005年6月18日
改訂:****年**月**日


BOEING 737-54K(JA305K) エアーニッポン/名古屋空港(展望デッキ)


 エンジンを低燃費、低騒音エンジンと近代化された機体の組み合わせで登場した新世代737を開発したボーイング社がファミリー化の一環で標準型の300型、長胴型の400型に続き短胴型として開発された双発ジェット旅客機が本機、ボーイング737−500です。

■開発の歴史

 ーイング社では低騒音・低燃費の高性能エンジンと近代化された機体で高評価を博した新世代737のファミリー化の一環として300型機の長胴型である400型に続き、短胴型の開発を計画。1987年5月には500型として正式に開始され、1989年6月に初飛行を果たし、翌年2月に最初の発注先であるサウスウエスト航空へ引き渡されました。

■特徴

 00型は300型をベースに胴体を2.39m短縮、これで胴体長は300型のベースとなった200型とほぼ同じものでこれにより標準座席数はモノクラスで122席が配置でき、エンジンは燃料消費量と騒音を低くするため<CFM56−3B−1>の推力を低減して使用していますが要求によってはフル推力での運航も可能です。航続距離は標準型で3150km、航続距離延伸型では4482kmまで可能でこれは新世代737ファミリーで最大です。

■生産と派生型

 00型では標準型の他、床下貨物室にロジャーソン・タンクと呼ばれる増槽を追加し航続距離を伸ばした航続距離延長型がありますが基本的には同じ形式と扱われており1989年の生産開始からその生産数は300機を越えます。

■日本の737(3)

 本ではエアーニッポンが1992年9月に200型の後継機として本機を選定、同年12月に確定8機とオプション7機の発注を決定、1995年6月に最初の機体を受領して以来、増備を続け16機を導入しますが1999年7月に導入した機体で生産が終了したため、2000年から導入された機体はブラジルのリオスル航空(4機)やオランダのマークス航空(5機)から2002年までに9機を購入、合計25機まで増加し主力機材として運航中です。

 た2005年6月からは九州・沖縄地区での運航子会社エアーネクストが運航を開始、それにあわせてエアーニッポンの機体の一部が移籍しており、今後2007年度までに7機程度の移籍が予定されています。

ボーイング737−500 諸元
エアーニッポン ボーイング737−500
特記のないものは共通
項目 データ
全長:31.01m
全幅:28.88m
全高:11.13m
最大離陸重量:53.0t
エンジン: CFM<CFM56−3C−1>
推力9,070kg×2基
巡航速度:810km
航続距離:2780km
乗員/乗客:2人/126〜133人
展示室
当館で展示しておりますボーイング737−500型機についてご案内しております。
エアーニッポン
500型/23機運航中(1995〜)

ボーイング737−500
(JA357K)
30周年ロゴ付

ボーイング737−500
(JA301K)
ANA塗装
エアーネクスト
500型/2機運航中(2005〜)

ボーイング737−500
(JA304K)
 


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